0◆小臼歯非抜歯矯正とは

子どもの全身疾患に考慮し無理なく治療
高田富博院長は小児科の研究で学位を取得した小児歯科治療のスペシャリストです。子どもの成長や全身疾患を考慮した無理のない治療を行い、特に「非抜歯矯正治療」を推進しています。
 歯の矯正は第一小臼歯を抜く方法が広く行われていますが、ここでは子どもの顎の成長を後方へ移動して小臼歯を生かす矯正治療を実施しております。また、特殊なワイアで少しずつ一本一本の歯を移動していく「マルチループエッジワイズ法」など、高い技術を駆使し、できるだけ歯を抜かない治療を行っています。 「歯並びや噛み合わせの悪さは、見た目だけの問題ではありません。顎の発育が遅れ、脳や体の成長にも影響することがあります」と、高田院長は健康面からの大切さを強調しています。矯正に適した年齢は8〜10歳くらいからでも適切な時期の矯正で治療期間や費用面の負担を軽くすることもできます。
 「見た目が気になるので・・・」と迷っている人も、歯の裏側に装置を付けて見えないようにする「舌側矯正」も行っています。最近は子どもの治療をきっかけに、親子で矯正治療を受けるケースも増えておりますので、気になる人は親子でご相談ください。

←歯列拡大に使用する装具は機能的にも優れています。 ←歯列拡大に使用する装具は機能的にも優れています。



0◆アーリートリートメント

 アーリー・トリートメント:early treatment とは 早期治療 という意味です。当院の矯正治療は少し早目に治療を開始する事により、 将来予測される症状を少しでも軽く し、良い方向へ修正して行きましょうというものです。当院では従来からの咬合誘導や咬合育成に加えこの早期治療も効果的に行っています。
 そのまま様子を観察していて自然に治りそうにない場合や、放置しておくとかえって悪い状態になってしまう事が予測される場合にはそのことを説明し、早目の対処をお勧めしています。
 成長の旺盛な時期に早目に対処していくことにより、顎の発育のあと押し をするような治療を施し、症状に応じた治療を行い、出来る限り歯を抜かないように、あるいは術などを出来るだけしなくてもいいようにして行きます。
 特に反対咬合(上下の歯を咬み合わせると下顎の方が上顎より前に出ているような咬み合わせ)では早目に始めた方が良い場合があります。
 でこぼこに並んでいるような歯並びを治療する場合は、通常10才くらいから治療を開始したりしますが顎の成長を促す治療では、早目に8才くらいから始めたりします。
 反対咬合の治療ではさらに早く6才くらいから初めたりする事もあります。上顎前突、いわゆる出っ歯の場合にも早目の方が良い場合があります。通常歯並びにでこぼこが出来たりするのは顎の大きさと歯の大きさのアンバランス(でこぼこが出来たりするのは、顎の大きさに較べて歯の大きさが大き過ぎる場合)が原因となりますが、歯を抜かずに治療してゆくために顎の大きさを成長の後押しし大きくしてゆきます。
 もちろんいくらでも顎が大きくなるわけではないので限界はありますが、出来る時に出来るだけの事をして行きましょうという考え方です。
 当院では虫歯の検診時に歯並びや咬み合わせの治療についてや、見通しに関する相談にも応じていますので、何か気になっている場合には相談してみてはいかがでしょうか。


0◆可能な限り小臼歯を抜かずに、顎の成長を促す矯正治療を推進

 歯は極力抜かずに、子どもの成長に含わせて治療や矯正をしていくことです。一般的には10歳くらいからの子どもが成長の過程でこのままいくと歯が並びきらないと予測きれる場合などに有効です。顎の成長を促し、顎骨を拡大、大臼歯を後方へ移動、小臼歯を生かして並べるというような矯正を施します。従来であれば当然小臼歯を抜いて治療していたであろう状態でも、非抜歯で治療できることが多いのが特徴です。当院でもマルチループエッジワイズ法という治療法で可能な限り大切な永久歯を抜かずに済むように治療しています。
 また、最近では高性能レーザーによる治療も行っていますし、歯の知覚過敏による痛みなどの緩和、歯と歯茎の間の消毒、虫歯予防などとさまざまな用途で使用されています。また、
痛みがないのも特徴の一つです。最近の小児の顎の大きさは食生活の影響もあり小さくなる傾向にあります。それに伴い、乳歯の時期から歯が並びきらず、歯がデコボコでかみ合わせが悪いという事態を招いています。歯並びが悪いということは見た目の問題だけではなく、歯垢がたまりやすく、ブラッシングもしづらい状態、すなわち、虫歯や歯周病の原因となってしまうのです。
 一度治療した歯を再び虫歯や歯周病にしないように、専門の歯科衛生士が徹底したブラッシング指導をしています。虫歯を作らせないようにしっかりとブラッシングすることや、歯ごたえのある物を食べさせる食生活で、しっかりした顎を作ることを奨励しています。また、歯科医院には痛くなってしまった虫歯を治療しに来るというよりは、特にお子さんの場合、虫歯が出来ていないかどうかチェックしてもらう、というつもりで受診されると治療の範囲も小さく済み、本人の負担も少なくなると考えます。


0◆小臼歯非抜歯矯正治療と従来の矯正治療の違いについて

 小臼歯非抜歯矯正治療とは、できるだけ歯を抜かずに歯列矯正する治療方法です。従来の矯正では、スペースを確保するために健全な歯でも抜歯し、矯正を施すということも多々ありました。しかし、最近では成長期に顎(あご)の成長を促し、拡大していく方法や、永久歯へのマルチループエッジワイズ法という画期的な方法により、弾力性のある多くのループを組み込んだワイヤによって少しずつ1本ずつ歯を移動、顎を広げることが可能となり、歯並びを変える可能性のある親知らずや、特異な場合を除き、極力歯を抜かずに矯正することができるようになりました。 この治療法は、弱い力を持続的に加えられる点や、歯の角度を1本1本変えられることに利点があります。早い人なら半年ぐらいで効果が表れます。現在、北海道ではまだ珍しい治療法ですが、関西方面では盛んにこの治療法が取り入れられています。


0◆歯並びの治療(歯列矯正)の時期は?0

 よく受ける質問に「子どもの歯並びが悪いので治療したいのですが、いったいいつ頃から始めたらよいのでしょうか」 という事があります。一部の場合を除いて、多くの場合は治療開始時期の目安として「10才位からが良いでしょう」とお答えしています。もう少し早めの方が良い一部の場合というのは、反対咬合(咬み合わせると下の前歯が上の前歯より前に出てしまう状態)の度合の大きい場合や、歯の大きさに比べて顎の大きさがかなり小さく、早めに顎の拡大を始めた方が良いような場合です。個別にはそのお子さんの状態や生え変わりの進み具合によります。
 この10才位からの時期は
成長を利用して治療を行う事が出来る時期です。 最近のお子さんの顎は食生活の影響もあり小さめに、きゃしゃに出来上がってしまう事が多いのですが、その結果永久歯の大きさと顎の大きさに不調和が起こってしまい、きれいに生え揃う事が出来なくなってしまいます。 そしてそのようなでこぼこになってしまった歯並びや咬み合わせでは良く咬む事が出来ないので、さらに悪循環で顎を使わなく(使えなく)なってしまいます。成長、発育する時期にそのような歯並びや咬み合わせでは、全身的な成長や脳の発達にまで影響を及ぼしかねません 。また長い間片寄った顎の使い方をしていると顎の形が変形してしまうような事も起こってきます。
 この時期に治療する事により、将来放置していた場合に小臼歯を抜歯しなくてはいけない状態になっていたのを抜歯や手術せずに治療出来る可能性も出てきます。
 矯正の治療は年単位の治療期間が必要となりますが、早ければ良いというものではなく、より効果的な時期に治療を行う事により、結果的に治療期間を短くし、本人の負担も少なくなるものと考えます。


0最近の子供たちの顎

 最近、子どもたちの顎の形が変わってきていると言われています。主に柔らかい食べ物の多い食生活が原因だと考えられていますが、きゃしゃな小さめの顎が出来上がってしまいます。その結果、歯がきちっと並び切ることができずに、でこぼこができてしまい、歯並びが乱れてしまうのです。歯がでこぼこに並んでいると、まず汚れ(歯垢:プラーク)がたまりやすくなってしまい、それと同時にブラッシングもしずらくなってしまいます。プラークは虫歯や歯周病の原因ですので、虫歯や歯周病になりやすくなってしまいます。この事は、成人にももちろん同じ事がいえるわけですが(歯周病の治療のために矯正治療をすることもあります)、とくに成長発育期のお子さんの場合には次のような影響が考えられます。

咬み合わせが良くない場合、食べた物がよく噛み砕けないので成長に悪影響が出てしまいます。
よく咬むという事は、脳への血流量を増やし、脳の発達に良い影響があると考えられます。
日本語や外国語の発音への影響。
外見上の問題からくる精神的影響。
咬み合わせのアンバランスから起こると思われる肩こりや集中力不足の問題。
顎関節に対する負担から起こる顎関節症の誘発。

 などさまざまな問題が出てくると考えられます。では歯並びや咬み合わせに問題があった場合、その治療を始める時期はいつがいいのか、これは、反対咬合の乳歯列のお子さんを持つお母さんからよく質問を受けます。反対咬合の場合は他の不正咬合の場合と少し異なり、比較的早めの治療が良い場合が多いのですが、ただ早く治療すれば良いというのではなく、それぞれの症状に応じて良い時期、治療が効果的な時期がありますので、気が付いた段階で相談されると良いでしょう。
 また、学童期以降のお子さんの場合ですが、ちょうど成長発育期にあたり、その時期の矯正は治療に成長力を利用することができます。そのままの顎の大きさでは生えてくる歯が並びきらなくても、顎の発育を促し、顎骨を拡大し、大臼歯を後方へ移動し、親知らず以外のすべての歯を並べて咬み合わせに参加させ機能させていくやり方です。この方法だと、歯が並びきらないからといって、永久歯(この場合小臼歯)を抜歯しなくても治療を進めてゆくことができます。すべてが抜歯せずに治療できるわけではありませんが、その範囲は広がってきていると考えられます。
 また、いずれの場合にも、ご家庭でできることは、虫歯をつくらないということ、そして食習慣の上でなんでも柔らかくせず、歯ごたえのある物を取り入れて可能な限りしっかりとした顎をつくっていくということが大切です。





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